ドローンを飛ばせる条件や必要な許可
YouTubeなどで個人が撮影した動画を自由に公開できる今の時代、カメラ付きのドローンで上空からの景色を撮影することに関心を持つ人は増えています。ドローンエンジニアとしてぜひ覚えておきたいのが、ドローンとはいつでもどこでも許可なく自由に飛ばしていいものではないということです。技術の進歩とともに安全に飛行できる設計のドローンが増えているとはいえ、100%事故なくドローンを扱うことができる保証はどこにもありません。
ドローンを飛ばしてはいけない条件とは
まず覚えておきたいのが、ドローンを飛ばしてはいけない場所です。空港から6km以内の場所は、飛行機との接触の危険性が高い場所なのでドローンを飛行させることはできません。同じ理由で、米軍基地の施設周辺でのドローン飛行が禁止されています。米軍基地まわりについては、単なる遊びでドローンを飛ばしていたつもりがスパイ活動を疑われてしまうなど、話が大ごとになってしまうおそれすらあります。ドローンが落ちてしまった場合に大事故につながるおそれがあることから、住宅地でのドローン飛行も禁止です。住宅地と同じ理由で、イベントが開催されている場所でのドローン飛行もできないことになっています。飛行可能な場所であっても、地上150m以上の高度でのドローン飛行は禁止です。高度が高くなればなるほどコントロールしにくいのがその理由です。視界不良も事故のもとになることから、夜間のドローン飛行も禁止です。ここまであげてきた条件に1つでも当てはまる場合は、ドローンの使用許可を取る必要があります。
ドローンを飛ばすことができる条件とは
ドローンの使用許可が必要になるのは、本来ならばドローンを飛ばすことができない場所等でドローンを飛ばしたいときです。使用許可なく飛ばすことができる条件のひとつは、人や物を避けられるだけの十分な広さがある場所です。どれだけ安全性能が高いドローンであっても、墜落の可能性を考えて使用することが鉄則となります。ドローンの状態が目視でしっかりと確認できる場所かどうかも重要です。これらの条件に加えて、昼間の使用であるという条件が必須となります。
許可さえあればいつでもどこでもドローンは飛べる
ドローンを使用できない条件と使用できる条件だけを見れば、ドローンを飛ばすことができる場所は限られているように思えます。しかし実際には許可さえあればいつでもどこでもドローンを飛ばすことができます。見通しの悪い場所、住宅や人が密集する場所、イベント会場、夜間の撮影など、ドローンの飛行を原則禁止としているところであっても、自治体や航空局等に許可をもらえばドローンを飛ばすことができます。
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ドローンを飛ばせる条件や必要な許可 ドローンは誰もが簡単に入手できる機器ですが、好きな場所で自由に飛ばすことができるわけではありません。ドローンを飛ばすためには条件をクリアする必要があり、禁止されている場所や時間帯に飛ばす場合には許可を得る必要があります。
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