ドローンが活躍する場はたくさんある!
ドローンエンジニアとして活躍するためには、ドローンの活用方法についての知識も取り入れておく必要があります。ドローンといえば空撮の印象が目立ちますが、実際はさまざまなシーンで活用されています。どの活用例についてもいえるのは、ドローンを安全に運用するために必要な専門知識を持ったエンジニアやパイロットの存在が不可欠であるということです。そこで、空撮以外のドローン活用方法とはどのようなものなのか紹介します。
物流や農業
空撮以外のドローンの活用例として有名なのが物流サービスでのドローン活用です。ドローンを飛ばすことができる条件をクリアしなければならないため、どの場所でもドローンで配送することは難しいかもしれません。しかし、物流大手のAmazonがドローン導入を目指して動いており、近い将来日本でも実用化するといわれています。農業でのドローン活用も広く知られている活用方法のひとつです。ドローンに農薬をセットし、空中から畑に農薬を散布します。ドローンを活用する以前、空中から農薬を散布する場合には無人ヘリコプターを使うという方法がありました。ドローンと同様にとても便利な方法ですが、高額な費用がかかることがネックになっていました。ドローンなら無人ヘリコプターほどの費用がかからないため、より気軽に活用できるのが魅力です。
測量や環境調査、自然観察
測量や環境調査にもドローンは活用されています。人が簡単には立ち入れないような場所でも、ドローンを使えば簡単に測量できます。山中や海上などの広範囲を人の手で調査しようと思えば何日もかかるところですが、ドローンなら即日短時間で作業が完了します。大気汚染の調査も、ドローンを使えば人体へ影響を与えない形で行えます。放射性物質のような極めて危険な物質についての調査でも、ドローンなら安心して進めることができます。
メンテナンスやセキュリティ
大きな建築物、ダム、高速道路などの安全点検、メンテナンスにもドローンが活用されています。人が目視で直接確認できないような場所であっても、ドローンがあれば近距離から見た状況を確認できるため異常を発見しやすくなります。警備保障会社が2015年から警備にドローンを導入し、ビルメンテナンス会社がドローンを使ったオフィス巡回システムを導入するなど、安全面の強化にドローンを採用する企業も増えています。
災害や事故
日本は自然災害の多い国で、山や海での大規模な災害の対応に人手が必要とされます。土砂崩れや道路の寸断、橋の崩落などの状況確認にもドローンが活用されており、緊急時における迅速な対応に役立てられています。火山が噴火すると人が火口付近に近づくことはできなくなりますが、ドローンを使えば火口の様子を速やかに確認できます。事故の現場検証などでも導入が進められており、より精度の高い検証が可能になりつつあります。
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ドローンが活躍する場はたくさんある! ドローンは空撮のイメージがありますが、物流や農業、測量、環境調査、メンテナンス、災害および事故対応などさまざまなシーンで活用されています。どのシーンで活用するにしても安全対策が重要なので、専門知識を持った人材が必要です。
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