エンジニア以外のドローンに関する職種

ドローン業界で求められるのはドローンエンジニアに限ったことではなく、他の職種も求められています。では、ドローン関連の求人にはどのような職種があるのでしょうか。

販売、営業、企画

ドローンを店頭に置いている家電量販店などのお店には、ドローンの専門知識を持った販売者が在中していることがあります。ドローンを初めて購入する人やドローンに関心がある人にもわかりやすく説明しなければならない職種なので、ドローンについての専門知識に加えて高いコミュニケーション力が求められます。
同じ販売職でも、ECサイトでドローンを扱う販売職は接客が伴わないため、店頭での販売者に求められるスキルとは別のスキルが必要です。ECサイト運営者に求められるのは、ドローンの魅力をわかりやすく伝えるスキルです。
自社のドローンを企業や個人に販売するための営業職もあります。営業職の場合、自社のドローン製品についての豊富な知識と、販売者同様かそれ以上のコミュニケーション力が求められます。営業職は会社の顔としての役割を担っています。ドローンをビジネスに取り入れている企業が増えるにつれ、自社の新しいビジネスにドローンを活用したいと考える企業は増えています。しかし、ドローンに興味はあってもどのようにしたらいいか手探りのことが多く、ドローン事業を企画できる人材が求められています。企画向きなのは、ドローンが好きで想像力と行動力があり、チャレンジ精神が旺盛な人です。今までにない形でドローンをどうビジネスに取り入れることができるのかなど、斬新な発想力がある人も企画に向いています。

操縦士

ドローンを作る側、売る側の職種以外では、ドローン操縦士の需要も高まってきています。建築業界では、測量にドローンを活用する動きが加速しており、安全かつ正確にドローンを扱うことができる人材が求められています。農業におけるドローンの活用例も増えています。広大な畑に農薬を散布するためにドローンを活用すれば、安全かつ迅速に農薬散布の業務を終わらせることができます。人材不足が進む中、ドローン操縦士に大きな期待がかかっています。ドローンを用いた空撮は今やさまざまな業界で必要とされており、メディアなどはもちろんのこと、ブライダル業界などでも活用されるようになっています。

インストラクター

ドローン専門学校の運営者は、学校運営に関わる全般的な業務を取り仕切ります。そのようなスクールにおけるインストラクターは、ドローンの仕組みから操縦方法まで幅広くて深い知識をわかりやすく伝えるスキルが求められる職種です。学校系の職種は、いずれにしてもドローンについての豊富な知識と経験が必要になってきます。